穂波西地区居宅事業所・地域包括支援センター合同研修会で成年後見制度について講演をしました。
平成30年9月12日、穂波西地区居宅事業所・地域包括支援センター合同研修会で講演をしました。
受講者は地域の福祉施設などで従事されている方々13名です。
受講されました方はお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
テーマは「成年後見制度」です。
今回のテーマは成年後見制度です。超高齢社会において今後ますます重要性を増してくる制度である一方、担い手の問題や、法整備が不十分な点も多々ある分野です。
本日は地元の地域包括支援センターの研修会で成年後見制度についてお話をしました。本当に基礎的なことしかお話しできなかったので、少々物足りないと思われた方もいるかもしれませんが、後見は深掘りし始めると際限がなくなってしまいますのでどうかご容赦を。 pic.twitter.com/Ot3kAdqdZo
— 藤岡孝司@飯塚 (@fujiokabengoshi) 2018年9月12日
今日の講演内容は
・そもそも成年後見ってどういう制度ですか?
・申立ての方法や費用
・家庭裁判所での審理の内容、審理期間
・後見人の業務内容
といった本当に基礎的なお話しでした。
医療同意とか身元保証、死後事務などディープなお話しをもう少し掘り下げても良かったかもしれません。
ただこういったテーマは福祉の現場で働いている方々とディスカッションをした方が理解が深まりやすいテーマだと思います。
また、別の機会がありましたらそういった形でお話しをさせて頂ければと思います。
皆さん熱心に聞いてくださいました!
制度のお話しだったので少々退屈された方もあるかもしれませんが、皆さん本当に熱心に聞いてくださいました。ありがとうございます。
福祉の分野は真面目な方ばかりで、自分も身が引き締まる思いです。
奥で立っているのが私です。ちょっと画像が暗いのはパワポを使うため、部屋を暗くしている関係です。
アンケートに寄せられた声-大変ご好評をいただきました!
みなさん、うれしいお言葉をありがとうございます!
「医療同意の問題について深くききたい」というご要望の声です。
医療同意については、現行法を解釈する限り、後見人に医療同意権を肯定するのは困難だと思います。ただ、後見人が同意できないとなると、今度は現場でがんばっていらっしゃる医療関係の方が今度は困ってしまいます。何より被後見人が適切な医療を受けることができなくなってしまう危険性もあります。
そこをどうするか。難問です。
またこの問題は、近年重要視されるようになってきた「意思決定支援」ともつながるものです。
まさに医療と福祉と法律の各職種が連携して考えるべき場面といえるでしょう。
ぜひとも医療、福祉、法律関係の多職種で議論できる場を作っていきたいと思います。
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