離婚
離婚には想像以上のエネルギーが必要です。
「離婚することは結婚することよりも何倍も大変」というお話はよく聞きます。
弁護士として実際に離婚のご相談に対応している中でも切実に感じます。
離婚は、離婚届を役所に提出しておしまいというものではありません。
親権者を誰にするのか
養育費はいくらにするのか
面会交流はどれくらいの頻度で実施するのか
財産分与はどうするのか
慰謝料は請求できるのか
年金分割はどうすればいいのか
上記の他、多岐にわたる事項を決めなければなりません。ここをあいまいにしたまま離婚してしまうと、あとから思わぬ不利益を被ってしまうこともあります。ですから、離婚する際には相手方とよく話し合うことが重要です。
しかし、離婚の際、話し合う相手は「別れたいと思っている配偶者」です。
場合によっては、声も聞きたくない、顔も見たくない、連絡も一切取りたくないということもあるでしょう。
そうした相手と利害が鋭く対立する話し合いをしなければならないわけですから、その心労はとても大きなものです。
こうした話し合いを、小さなお子様を抱えながら、仕事をしながら、転居先を探しながら行わなければならない場合もあります。また、当事者間の話し合いで合意に至らない場合には、家庭裁判所での調停、裁判も必要となってきます。聞き慣れない法律用語の理解も必要ですし、書面の作成や資料・証拠の収集も必要となってきます。
こうして考えてみると、「離婚には想像以上のエネルギーが必要だ」ということがご理解いただけるのではないかと思います。
離婚後の現実を考えて!!後悔しない離婚のために最善を尽くします
離婚の際には様々なことを決めなければなりません。
時間も労力もかかります。
しかし、だからといって決めなければならない事項をあいまいにしたまま、あるいは、衝動的な思いや考え、一時の感情で離婚届に判を押してしまえば、必ずと言っていいほど後悔することになります。
離婚後の現実を考えれば、人生設計もしっかりしておかなくてはいけません。
離婚を決断したら、離婚届に安易に判を押すのではなく、まず離婚のための準備をはじめなければなりません。離婚届を婚姻届と同じくらいに、新たな人生のはじまりだと思えるようにするために弁護士が全力でサポートします。
離婚問題を弁護士に依頼するメリット
弁護士にご依頼いただければ、弁護士が代理人として相手方と交渉します。相手方と直接顔を合わせたり、連絡をとったりする必要はありません。すべて弁護士が行います。上述のように、「離婚には想像以上のエネルギーが必要」ですが、その一部を弁護士が肩代わりします。
また、どういった点について話し合いをしなければならないか、どこが問題となりそうか、相手方の主張は正しいのか、どういった証拠を集めればよいか、といったことについてもアドバイスすることができます。
離婚調停・離婚裁判に至った場合でも、手続の流れや今後の見通しについて丁寧にご説明します。
離婚届けの提出までに解決すべき問題
- 子供の親権者は?母親?父親?
- 子供との面会権は?
- 養育費はいくらぐらいが妥当?
- 今住んでいる自宅は処分してしまうのか、どちらかがローンの支払いを続けるのか
- 夫婦が形成してきた財産をどう分けるか
- 年金分割はどうするのか
- 配偶者と慰謝料についてもめている
- DVや、不貞・不倫の慰謝料はどのくらい?
- 離婚調停は必ずしないといけないの?
- 離婚裁判に出席したくないんだけど…
こういった離婚問題に少しでも疑問や不安を感じたら、弁護士へご相談ください。