ネット上の法律情報とのお付き合いのしかた

インターネットにはありとあらゆる情報があります。法律に関する情報も例外ではありません。
ただ、以前はネット上の法律情報は不正確なものが圧倒的に多く、参照するには不適切な物がほとんどでした。

最近では弁護士などの有資格者が発信するものも増えてきたこともあり、内容的に正確な情報、信用できる情報も増えてきております。

しかし、正確で信用できる情報が増えてきているとはいえ、誤っている情報や信用できない情報も沢山ありますので、玉石混淆という状況は変わっていません。

困ったときに検索してネット情報を探すのは一つの有効な手段

インターネットを利用することで、自分が必要とする情報を手軽に入手することができます。

しかも、その多くは無料です。

そして、インターネット上にも信用できる法律情報が増えてきておりますので、自分の生活や仕事に役立つ法律情報を手に入れることも可能です。

私も相談時等にわからないことは検索して調べております。今やネット上の情報がないと生活も仕事も成り立たないといっても過言ではありません。

誤っている情報・信用できない情報と正しい情報との識別が何より大事

ただ、誤った情報・信用できない情報と正確な情報をきちんと識別できないのであれば、ネット上の法律情報を参照することはかなり危険な行為です。

ネット上には「○○の場合には、法的にはどうなるのでしょうか?」といった質問サイトがいくつもあり、それに対する回答もたくさん蓄積されています。

しかし、その回答内容を見てみると、間違っているものがとにかく多い。

ある程度法律知識があれば、「これはおかしいぞ」と気付くことができますが、前提知識がなければ回答のおかしさに気づくことができません。

こうしたネット上の間違った情報をうのみにして損害を受けたとしても、誰も責任をとってくれません。

すべては間違った情報を正しいと信じてしまった本人の責任です。

どうやって誤っている情報と正しい情報を識別すればいいのか?

では、ネット上の法律情報が誤っているのか、正しいのか、どうやって判断すればいいのでしょうか。

残念ながら「こうすれば絶対に識別できる」という方法はありません。しかし、「こういうところに気をつければ、ある程度は識別できるのではないか」というポイントはあります。

ただし、あくまでも「ある程度」です。

誰が発信している情報なのかを確認する。

弁護士、司法書士、行政書士など有資格者が、実名を出して発信している情報は信頼度が高いと言っていいでしょう。

また、中央省庁、裁判所などの公的機関の発信している情報も信頼度は高いと言っていいと思います。

逆に、ネット上の質問サイトなどで、誰が書いているのかよくわからない情報は危険です。質問者が回答に満足し、お礼を言っているものであっても、それは回答が正しいとは限りません。

複数の法律情報を比較する。

いくつかのサイトを比較し、同じ内容を記載していれば、その情報の信頼度は高いといえます。

ただし、いくつものサイトが同じ間違いをしているケースもありますので、サイト自体の信頼度も検証する必要があります。

うのみにしないことが大事!

繰り返しになりますが、ネット上の法律情報は正しいもの、役に立つものもたくさんありますが、間違っているもの、信頼できないものもたくさんあります。

そして、サイトの情報鵜呑みにして損害を被っても誰も責任取ってくれません。

また、正しい情報が書いてあっても、それが自分のケースにも当てはまるとは限りません。

前提条件が少し違うだけで結論が変わることはよくある話です。

まとめ

現代を生きる上で検索してネット情報を調べることは不可欠です。

しかし、不正確なものもたくさん混じっており、何が正しいのかを識別できないなら、自分で安易に判断するのではなく、弁護士に相談することをおすすめします。

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